知っている人は知っていると思うんですが。
最近ちょっと借りて読んでいて、今12巻まで読み終わりました。続く13〜18巻までまた借りてるので、今から読むところです。

これが結構面白いんですよね〜。かなり独特な世界観なので、好き嫌いは分かれるかもしれないんですけど。

最初1巻を読んだ時に妙な既視感があって、なんとなく見たことがあるような懐かしいような、でもどうしても思い出せない、へんてこな感覚に陥りました(笑)知っているような知らないような・・・、あれれ?という感じ。まぁ気にせず読み始めたんですけど、最初のうちは変わった世界と変わった内容とインパクトのある絵にちょっと翻弄されてしまう状態で、とりあえず続き読んどくか、と読んでました。

でも読み進めていくうちにストーリーが割としっかりとしてきて、なんだか謎が色々と増えてきてドキドキが止まらず、それでいてキャラクターの個性もよく分かってきたんですよね。過去にこういうことがあった、ということも描いていたりして、どう動いて何をするのか妙に気になってきました。世界の全体像がだんだん分かってくると、ああ、こういう世界なのか、と納得できるので、その世界の中で何が起きるのか気になって仕方ない状態に陥ったわけです。

とりわけカイマンですよね。先を読まずにいられない中心的存在です。何か闇を抱えているような(ちょっとした漫画家さんでは(ゴメンナサイ)表現できないように思える闇)、人間の深淵に至る扉を開けて入ってしまっているような、怖い部分も兼ね備えているんです。
そこら辺を謎を散りばめながら描いてるので、途中で投げ出すことができない。

どうなるの、どうなるの、と久々ドキドキしながらページをめくってます。
すっかりこの世界にはまってしまったみたいなんですけど、魔法の一種?!(笑)

絵も好きなんですよ〜一見雑っぽく見えるけど、でも凄くセンスのある絵ですよね。この独特のオリジナリティ溢れる世界が一体どこからやってきているのか、不思議で仕方ないです。

ちょっとでも気になった方はぜひ読んでみてください。こんな魔法使いたち見たことないわ、とびっくりすることうけあいです。
表現のリアルな青年漫画を読み慣れていない方は、びっくりしすぎて度肝を抜かす可能性も・・・(笑)


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林田 球

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